428(渋谷)インプレッション【ファミ通を意識して】 [ゲーム関係]
ゲーム=現実逃避 ていう偏見が未だにある。
ゲーム=不要不急 ていう社長もいた(真理だけど)
ゲーム=只の娯楽 ていう見方が世間じゃほとんどかな。
だがしかし、あえて声を大にして言いたい!
ドラクエやFFなどのようなファンタジー世界でなく、
より現実的な「渋谷」という街を舞台にした仮想空間。
そのたかだか「10時間」で繰り広げられる様々な葛藤。
目の前とこれまでの現実から目を背けて来た父親。
ひたすら義のために奔走する高飛車フリーライター。
愛する人々と街のために不器用にも体を張る元チーマー。
治安を護る仕事を通して成長して行く若手刑事。
着ぐるみで街を闊歩する記憶喪失の●●●●などなど・・・
プレイヤーはゲーム中の主人公と共に悩み、苦しみ、
それでも逃げず前向きに「真実」に向かって行く。
このゲームソフトをプレイする度に、
「俺、こいつらみたく頑張れてるのか!?」
「ここまで追いつめられて逃げずにいられる!?」
「全てに行動に「納得」して完遂出来ているのか!?」
なんて実生活に対して痛いほど課題も突き付けて来る。
でも何故か、それが心地よくもあり、元気も出て来る。
バラバラでランダムに絡み合って来た5人+αが、
1つの結末に向けて集結する醍醐味はドラクエ4にも通じる。
そして「全シナリオ」を終えた後のエンドロールは、
超盛り上がった舞台劇カーテンコールの如く。
主役も脇役も憎まれ役も、全てを支えた裏方にも、
『オマエらみんな大好きだチキショーッ!!!』
世界の中心で叫びたくなるのは僕だけじゃないハズ。
『池袋ウエストゲートパーク』を観て、
ブクロが好きになったり、
『木更津キャッツアイ』を観て、
木更津の狸めぐりをしたくなってみたり、
『水曜どうでしょう 西表島激闘編』を観て、
真夜中に埠頭で「寝釣り」をしたくなってみたり(笑)
そんなふうに、
ドラマ中の街(舞台)を身近に感じつつ、遊びたい。
かの街で気のいい「あいつら」と共にはしゃぎたい。
そんな気にさせてくれる素晴らしきゲーム of LIFE☆
「現実世界」でつまづいたっていいじゃない。
そりゃ傷舐め合ってるだけじゃ何も解決しやしない。
だからこそ。極限まで追いつめられた「彼ら」の、
前向きな選択は「勇気」をくれるのではないかと、ね。
てなワケで、
完成度&実写でここまで感情移入できちゃう度、
こいつぁもはや「神の領域」にも近しいと感じますね。
つーかWii持っててこれ体験しないのは人生の損失!!!
否、コイツのためにWii買っても損無しと断言指でOK
ゲームでしか味わえない醍醐味たっぷりぷりなソフト。
最近観たい映画がない、なんて方にも本気でお薦めしたい。
懇切丁寧なゲーム中のガイドも素晴らしいコンシェルジュ♪
普段ゲームで遊ばない人の方が楽しめると思います。
全クリア後も飽きる事はないでしょう(好みはあるが)
だってようやく物語を通して「観られる」て事だから。
やっとDVDを全再生できると思えば、
終わったから売るのはナンセンスな行為でしかなく。
むしろ一生モンで手元に置く価値ありすぎな逸品。
唯一の不満点があるとしたらば、
特典スペシャルDVDは一通りクリア後の観賞推奨。
(ゲーム本編ネタバレが含まれておりますので)
そこはパッケージに注意書きして欲しかった事かなぁ。
以上、mixiレビューを再構成&貼付してみました。次回は、
主に親しい友に『428』を薦めた強者たちへアドバイス。
『サウンドノベル未体験でもスムーズに親しんでもらえる』
『それでいてネタバレしないヒントの出し方』など!!!
おっ楽しみにぃ♪
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