ダイエット亡国論 [喰い道楽]
今日はちぃとばかしマジメな思いを綴ってみたく。
当ブログの数少ない読者の方はご存知でしょうが、
我、喰う事が三度の飯より大好き♪
またしてもNHKネタになるのですが、
昨夜放送の『病の起源 第５集〜想定外のぜいたく〜』
これまた興味深く視聴できたのでした。
今回のは糖尿病になる原因／背後関係を探る内容。
体の中で分泌されるインスリンというモノが、
食事で摂取された血中の糖分やら脂肪を分解して、
体内の細胞に行き渡らせるって働きをしてるとの事。
で、古来、欧米人と日本人とでは、
このインスリンの分泌量が格段に違うようで、
昔から肉食だった欧米人は脂肪摂取量が60g／日なのに対し、
木の実や穀物、野菜中心だった日本人は12g／日だって話。
当然、この脂肪の分解容量に差があるって事で、
元々それほどインスリンが分泌されてこなかった日本人が、
戦後のここ半世紀で食生活が「ぜいたく」になった結果、
インスリンで処理できない糖分などがオーバーフロー。
こうして糖尿病が多発するようになった話なのだそうです。
で、向こうの糖尿病患者は圧倒的に超肥満型が多いのに対し、
（多大なインスリンをさらに越えてしまった過食が原因）
日本の糖尿病患者は肥満型が主流ではないみたい。
確かに番組内で紹介されてた方も体型は標準的（に見えた）
これは数千年もの間の食習慣と内臓の働きに起因するとの事。
ま、確かにこればかりは生まれて来る時にも選べないから、
後天的な努力で回避するしかないとも言えるのでしょうが、
特に最近は日本人特有のハンディ（というより個性かも）を
さらに加速してしまうマイナス要素。
それが特にお若い女子の「やせたい願望」というヤツ。
ダイエットやらでほっそりした方がご出産される場合、
低カロリー食で省エネ体質になりきった母体からは、
これまた省エネ体質の赤ちゃんが生まれるのだそうで。
当然インスリン分泌が生まれながらにして少ないから、
生後の贅沢系（ファーストフードとかね）摂取する習慣で、
幼くして糖尿病予備軍に仲間入りすると。
これはつまり日本人という先天的に不可避な要素に加えて、
過剰な願望（敢えて）が子に糖尿の病巣を植え付けると。
なお僕自身「腹が出たら負け！」な拘りが強くあるので、
きっと外見磨く事に男の千倍は魂込めている女子にとって、
「太いよりスリムに観られたい」気持ちが、少しわかります。
ただ生まれて来た以上は、
美味いモンたらふく喰いたいじゃん!?
（当然、無理に同意求めてないっす）
だから特に女子の場合、
自分だけでなく子々孫々（「引継」は自由意志）にも配慮し、
仮にダイエットなどをしてても絶食などの無理でなく、
上手く栄養を摂取してメリハリを楽しむ食姿勢が好いのではと？
（「大きなお世話」は重々承知の上）
＆食べられる事に感謝しつつ、毎食をおろそかにしない。
ま、量＆バランスは「自己責任」範疇でしかないのですが。
さらに云えば、
それなりの運動（代謝活動）で肥満も糖尿も防げるし、
そのためのビリー隊長（古ッ）とかコアリズムじゃないのかと？
否、こういった一過性（でなくば陳謝）エクササイズよりも、
毎日決まった距離（都会の２駅分とかね）は必ず歩くとか、
無理無く続けられる「カロリー消費活動」を楽しんで（重要）
そんな日常を繰り返すのが体にも食にも好いのではないかと。
話は戻って番組内。
喰いたくてもステーキなどを喰えないという方が、
少しでもインスリンの分泌不足を補えるよう、
１日おきにサイクリング30kmをこなしているとの事。
筋肉をつける事で血中に残る脂肪分も消費されたり、
汗もかく事で代謝が良くなると、つくづく好い事尽くめ。
腹が減ったら食事はさらに美味しく感じられるし、
沢山食べちゃう人もよく噛んでゆっくり喰う習慣つければ、
量も今までの2/3以下で済んじゃうモンだし（これホント）
そんな事を考えてしまった霜月第三日曜夜なのでした。
ただ、個人的になんだかなぁと思うのは、
「納豆」「バナナ」など一品に偏ったダイエット洗脳系。
本気で健康的に痩せたいと努力している人だったら、
こんな一過性エセもんに踊らされちゃいないハズ（だね）
特に某番組のそれには大いに迷惑＆嫌悪してるオイラです。
「納豆」時は本気で喰いたい時に買えなかったしね。
その意味で僕は「みの氏（＆制作側）」が正直嫌いです。
そしてもっと嫌いなのは、
毎度毎度飽きずに踊る全国のお嬢さん方
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