ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破【ぷちネタバレ感想】 [映画]
「納得」は全てに優先するぜッ!!
でないとオレは「前」へ進めねえッ!
「どこへ」も!「未来」への道も!
by ジャイロ・ツェペリ
『スティール・ボール・ラン』8巻より
この台詞が大好きです。
マンガにはリアルな人生にも活用出来る名言が多いけど、
逆にこれはマンガ/アニメ/映画/ゲーム等に登場する
登場人物(キャラクター)にも当てはまる事だよなぁと。
自分の進むべき目標と行動に「納得」していれば、
自ずとモチベーションも上がるし持続もできると。
それが自分のみならず周りもハッピーにする事ならば、
意気に感じた周囲の協力も得られるってもんでしょうし。
むしろ「結果」に一喜一憂するよりも、
どれだけ「変化」できたかの過程を楽しみながら、
たとえ一歩目的に及ばずとも、
それが今の自分に相応しい「結果」だと納得もできる。
これがフィクション世界の住人であってもそうで、
『エヴァ』TV&旧劇場版のキャラクターたちは、
シンジもレイもアスカもミサトもリツコもみんな、
弱い自分を自ら受け止めつつ前に進む
そんな事すら悉く放棄しまくってる印象でした。
みんな幸せになって欲しいのに、
結局自分からそれを取りこぼしちゃってる感が。
もちろんそれ以上にとんでもない使徒や陰謀が、
彼らの周りに跋扈してるから、
個人の想い一つだけじゃそう上手く行かんのだけど。
それが、
『新劇場版:序』でのシンジのスタンスと行動には
微妙ながら前向きさが垣間見えて嬉しかったのです。
しかしながら、
『破』ではより積極的&攻撃的になってて(・ω・)b♪
しかも、それがシンジだけでなく、
レイと何故か式波に変わったアスカにも見られて好感。
旧劇場版でとんでもなく救いがなく終わったエヴァ。
主に、その後発売されたゲームなどでは、
原作では有り得なかった展開やら楽しい学園生活やら、
ガンダムにおける『ギレンの野望』と同じく、
if世界を楽しんで救いを見出す
そんなニーズがファンに多くあったのではないかと。
特にワイルドで濃い風貌の熱血漢ばかりが集まった
パラレル世界『スーパーロボット大戦』での3人は、
周りに感化されて前向き&より仲良しーな仲だったりね。
そんなスパロボ世界にしかいなかった『熱いシンジ』
『素直なアスカ』『気配るレイ(ありえねw)』たちが、
ヒドく自然に描かれているのが、とても嬉しかったのです。
うーん一体どういう心変わりだろう庵野さん(笑)
もちろん例によってとんでもない使徒&陰謀によって
そう簡単に予定調和なハッピーは許されないのですが。
まだまだ最後の『急』も残ってるし、
最後にどーんと突き落とされるかもしれないけれど。
いずれにしても次がもう楽しみな人、少なくないハズ。
今回のクライマックス、
悩んだ挙げ句に決意を固めた熱いシンジが、
司法の島で仲間(ロビン)を救い出すルフィ
と重なって重なって仕方なかったです。
このあたり、
ヱヴァとONE PIECE両方スキーと、
ぜひ暑苦しく語り合いたいところ。
いずれにしても、
☆評価なんかじゃ計れやしないクウォリティ。
DVD購入はすでに決定事項なのですが、
また劇場で観たいと思わせてくれた久々の逸品。
ヱヴァ好きならぜひ映画館の音響で観るべきですぜ。
観賞するまで開けない仕様(笑)シール付きパンフ
ちょっと粘着強いのが難点だけど。。。
ちなみに表紙全部見せちゃうと超ネタバレ危険注意。
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