龍の魂【龍馬伝@最終回ガチ感想】 [テレビ]
ONE PIECEの主人公モンキー・D・ルフィ。
彼の父親は世界をひっくり返そうと暗躍する革命家。
モンキー・D・ドラゴン。
昨夜の『龍馬伝』最終回を見終えてから、
革命家ドラゴン命名由来
=幕末の革命家@坂本龍馬 では?と、
今さら思い至ったのでありました。
原作者は意図してないかも知らんけども、
革命/革新=天高く昇り龍
っていうイメージが妙に相性が良い気がするのね。
てなワケで今年1年、正確には11ヶ月48週間に渡って、
毎週楽しく熱く堪能させて戴きました大河ドラマ『龍馬伝』
彼の父親は世界をひっくり返そうと暗躍する革命家。
モンキー・D・ドラゴン。
昨夜の『龍馬伝』最終回を見終えてから、
革命家ドラゴン命名由来
=幕末の革命家@坂本龍馬 では?と、
今さら思い至ったのでありました。
原作者は意図してないかも知らんけども、
革命/革新=天高く昇り龍
っていうイメージが妙に相性が良い気がするのね。
てなワケで今年1年、正確には11ヶ月48週間に渡って、
毎週楽しく熱く堪能させて戴きました大河ドラマ『龍馬伝』
歴代大河ドラマの中では言うに及ばず、
今まで観て来たテレビドラマの中でも
生涯最高お気に入り認定
なんていうかね、とにかく全部がスゴかった!
キャストの起用も適材適所を通り越して、
安易に予想できない神キャスティングだった上に、
NHKのセット内撮影なのに屋外ロケのような臨場感、
最高の脚本と最高の演出と最高の音楽、もはや神領域。
毎週毎回、血が熱くなった!ち申しましょうか、
生きてく元気を強引に注入された的な、
リアルに効きすぎるテンションホルモン
月曜朝ジャンプ立読みのONE PIECEと共に、
週始めユーウツ気分なんざ簡単に全否定してくれました今年。
さて最終回
劇中での暗殺実行犯@見廻組&今井信郎の存在感がスゴかった。
街中に潜んでるだけなのに「黒い殺気」むんむんでコワかった。
暗殺シーンでの凶行はまさしく獲物を狙う獣のように無機質で、
標的に対する情けの欠片も遠慮もなく、
演出上も過剰な音楽もなく淡々と「殺し」を描いてたのが印象的でした。
ていうか、ホントにあれはコワかった。
確かに下々の身からすれば、
龍馬=主人公でヒーロー的な役回りなのだけれども、
それまで幕府に忠節を尽くしていた武士に取っては、
大政奉還をさせてしまった龍馬はとんでもないテロリスト。
もっとも流血や憎しみを否定して止まない革命テロリスト龍馬が、
存在を愚弄されたと怒り猛る侍テロリストに殺されてしまう皮肉。
そんな無機質かつ非情としか映らない殺人者たちも、
一瞬だけ感情を吐露する場面がありまして、
全員が哀しそうな目をしていたのがまた、堪りませんでした。
思えば龍馬伝にはほとんど「合戦」シーンはなく、
あっても一対一タイマンの殺陣くらいなもんで、
むしろ龍馬の闘いは「知と熱のディベート」こそが真骨頂だと映りました。
このあたり、ヘタな現代ドラマなんかより千倍熱くてカッコ良かった。
相手を説得、あるいは議論で負かしてしまう事で思い通りに事を進めて行く。
理想を語れば語るほど周りからは孤立し、
それが実現すればするほど抵抗勢力も増えて行く、かつての味方ですらも。
「だんだん孤独になって行くという死亡フラグ」も切なかったです。
それだけに。
最後まで理想を語っていた龍馬と中岡慎太郎が、
有無を言わさない「暴力」によって命を絶たれてしまう場面は、
ショッキングでさえありました。
どんなに前途洋々な若者(でなくとも)
理不尽な暴力と凶行の前にあっさり命脈を断たれる悲惨さ。
ある意味「反戦メッセージ」
そして、弥太郎。
物語は終始、この岩崎弥太郎という語り部が、
龍馬の事を嫌いだと公言しつつも実は・・・というあたりの葛藤。
暗殺犯@見廻組と対峙したシーン。
「龍馬は殺されるような事はしていない。
国を思ってのことじゃきぃ、悪気はないがじゃき、
殺さないでくれ」
と懇願した弥太郎に、かなりグッと来ました。
何故ならば、最終回まで付き合った視聴者に取っては、
「お願いだから殺さないでくれ」
という心の声の代弁だったから。
もちろん大河ドラマは史実を元にしたフィクションだけど、
これだけは外せないのは、「史実を曲げないという事」
だから織田信長は何度でも本能寺で謀反に遭うし、
坂本龍馬だって何度でも暗殺されなきゃならないワケで。
結末を知っているからこそ「過程」がせつない。
哀しいけれど、これも醍醐味なのよね。
弥太郎の存在は香川照之さんの熱演なくして語れない。
あれだけ暗殺シーンも熱演されていた福山龍馬さんだけど、
最後に美味しいところはまとめて持って行った気がする弥太郎さん。
残念ながらテレビドラマにアカデミー賞はないのだけれど、
2010年度「主演」男優賞は間違いなく香川さんで異論は認めない
今まで観て来たテレビドラマの中でも
生涯最高お気に入り認定
なんていうかね、とにかく全部がスゴかった!
キャストの起用も適材適所を通り越して、
安易に予想できない神キャスティングだった上に、
NHKのセット内撮影なのに屋外ロケのような臨場感、
最高の脚本と最高の演出と最高の音楽、もはや神領域。
毎週毎回、血が熱くなった!ち申しましょうか、
生きてく元気を強引に注入された的な、
リアルに効きすぎるテンションホルモン
月曜朝ジャンプ立読みのONE PIECEと共に、
週始めユーウツ気分なんざ簡単に全否定してくれました今年。
さて最終回
劇中での暗殺実行犯@見廻組&今井信郎の存在感がスゴかった。
街中に潜んでるだけなのに「黒い殺気」むんむんでコワかった。
暗殺シーンでの凶行はまさしく獲物を狙う獣のように無機質で、
標的に対する情けの欠片も遠慮もなく、
演出上も過剰な音楽もなく淡々と「殺し」を描いてたのが印象的でした。
ていうか、ホントにあれはコワかった。
確かに下々の身からすれば、
龍馬=主人公でヒーロー的な役回りなのだけれども、
それまで幕府に忠節を尽くしていた武士に取っては、
大政奉還をさせてしまった龍馬はとんでもないテロリスト。
もっとも流血や憎しみを否定して止まない革命テロリスト龍馬が、
存在を愚弄されたと怒り猛る侍テロリストに殺されてしまう皮肉。
そんな無機質かつ非情としか映らない殺人者たちも、
一瞬だけ感情を吐露する場面がありまして、
全員が哀しそうな目をしていたのがまた、堪りませんでした。
思えば龍馬伝にはほとんど「合戦」シーンはなく、
あっても一対一タイマンの殺陣くらいなもんで、
むしろ龍馬の闘いは「知と熱のディベート」こそが真骨頂だと映りました。
このあたり、ヘタな現代ドラマなんかより千倍熱くてカッコ良かった。
相手を説得、あるいは議論で負かしてしまう事で思い通りに事を進めて行く。
理想を語れば語るほど周りからは孤立し、
それが実現すればするほど抵抗勢力も増えて行く、かつての味方ですらも。
「だんだん孤独になって行くという死亡フラグ」も切なかったです。
それだけに。
最後まで理想を語っていた龍馬と中岡慎太郎が、
有無を言わさない「暴力」によって命を絶たれてしまう場面は、
ショッキングでさえありました。
どんなに前途洋々な若者(でなくとも)
理不尽な暴力と凶行の前にあっさり命脈を断たれる悲惨さ。
ある意味「反戦メッセージ」
そして、弥太郎。
物語は終始、この岩崎弥太郎という語り部が、
龍馬の事を嫌いだと公言しつつも実は・・・というあたりの葛藤。
暗殺犯@見廻組と対峙したシーン。
「龍馬は殺されるような事はしていない。
国を思ってのことじゃきぃ、悪気はないがじゃき、
殺さないでくれ」
と懇願した弥太郎に、かなりグッと来ました。
何故ならば、最終回まで付き合った視聴者に取っては、
「お願いだから殺さないでくれ」
という心の声の代弁だったから。
もちろん大河ドラマは史実を元にしたフィクションだけど、
これだけは外せないのは、「史実を曲げないという事」
だから織田信長は何度でも本能寺で謀反に遭うし、
坂本龍馬だって何度でも暗殺されなきゃならないワケで。
結末を知っているからこそ「過程」がせつない。
哀しいけれど、これも醍醐味なのよね。
弥太郎の存在は香川照之さんの熱演なくして語れない。
あれだけ暗殺シーンも熱演されていた福山龍馬さんだけど、
最後に美味しいところはまとめて持って行った気がする弥太郎さん。
残念ながらテレビドラマにアカデミー賞はないのだけれど、
2010年度「主演」男優賞は間違いなく香川さんで異論は認めない
なお、これを書いてる今もまさしく、改めて、
DVDに録画編集した龍馬伝を堪能しちょります。
画面は観ずに音声のみだと、さらに臨場感が増すというか。
毎週の放送はめでたく有終の美を飾りつつ終わったけれども、
これからはじっくりと反芻して楽しみたいと存じます。
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