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 藤原とうふ店(自家用)!!【映画『頭文字(イニシャル)D』観たよ】 [映画]

『週刊ヤングマガジンで現在も好評連載中のレーシングコミック
 「頭文字D」の主人公:藤原拓海が駆るAE86(ハチロク)に
 誇らしく印字された店名。「とうふ店」の後に(自家用)と
 あったのが妙に笑えてツボでした♪(^^)』
 

◎友達からのオススメ
◎あの聖傑作「インファナル・アフェア」スタッフが製作した

ただそれだけの理由で原作すら読んてなかった『頭文字D』の
実写版をマイカル妙典のレイトショーで観て来ましたが、

・・・・・・・・・やっぱ良いわ!!!!!
★★★★&半分は差し上げたいな、と。

かなり丁寧な作りの脚本と迫力のレースバトルシーンに、
クライマックスはまばたきすら忘れてスクリーン凝視。
ラストでちょいとウルっと来たせいもあるけど、
すでにおいらの中ではDVD購入は決定事項。
むしろこれから原作を読みたくなってしまいましたでス。

でも思ったんですよ。きっと原作ファンの日本人だったら、
「何故、日本でなく香港で映画化すんの?(てか許すの?)」
「全然、原作の設定と違うー!俳優もイメージ違うー!」という
印象や感想を持つのが、むしろ当たり前ではないかと。

特にヤフ−レビューなどを大まかに分けてみちゃうと、
「原作知らずの一見 → 絶賛」「原作ファン → 酷評」と、
賛否がかなりハッキリ分かれていた印象を受けました。
もちろんそれぞれの派で逆な評価もあるんだろうけど。

実は僕も偉そうな事はあまり言える立場ではなく、
かつて「壬生義士伝」が映画化された時などは、
「原作の良さを再現しとらん!」と怒ってました。

(あれも原作を知らない立場だったら、
 それなりに傑作だったかもしれないね。)

また大好きなジャンプ系の「ワンピ」やら「ジョジョ」などが、
仮に映画化されたとして、おそらくどっかしら文句を垂れるのは
火を見るよりも明らかなワケでして。

だからこういう原作付きの映像作品に関しては
「いかに原作の細かい設定を忘れて(知らず)寛大に観られるか」
楽しめるかどうかの境界線はズバリここなのではないかと。

ちなみに僕がこんなに贔屓目に見ているかの背景は
やっぱり「インファナル・アフェア」への高評価でして。
純粋に良い脚本と演出にはまたしても感嘆できました。
キャストも上記とかぶってる部分が多々あるもんで、
アンソニー・ウォンやらチャップマン・トウが出てるだけで、
三谷脚本での西村雅彦や小林隆並みに嬉しくなっちまうワケで。
それに純粋に一映画として観たら文句ナシの良作なワケで。

なんたって香港の映画人が原作に惚れ込んで、
しかも群馬県の榛名山(原作では秋名山)で実車でロケして、
あれだけ迫力のある実写映像を作ってくれたんだから、
それだけで日本人として「ありがとー!!」とお礼が云いたい。
あのスタッフだからこそ出来た映像表現だった気がするし、
よくぞやってくれたと拍手して惜しくありません。

ましてや映画をきっかけにしてコミックも読みたくなる!
ってのは、たぶん原作者的には一番の理想なワケでして。
ましてやアジア圏であのエピソード3(こっちも大好きだけど)を
ブッチ切った原作コミックがれっきとしたメイドインジャパン。
これも日本人として誇れる事ではないのか?と。
ましてやこれからはもっとアジア圏内で仲良くするべきだし、
その掛け橋にさえなれる作品だとも言えるワケで。
だからこそ香港での映画化は「熱烈歓迎!」と思えるのです。

ちなみにこの映画の公開劇場はあまり多くなく、
そのほとんどが「日本語吹替」だと思われます。
僕が観たのも吹替版だったのだけれども、
香港キャストの口パクと唯一日本人なメインキャスト、
鈴木杏の口パクにギャップを感じないとか、
聞いた事ある声優の吹替に違和感を覚えなければ、
純粋に物語を楽しめるハズ。

わずかな劇場では字幕版もあるみたいだけど、
ぶっちゃけ日本が舞台でみんな日本人のお話なのに、
中国語音声&日本語字幕って違和感なくない?
(時代劇の音声が英語並みに不思議だと思うんだが・・・)
だからオイらは吹替版の配慮でバッチリ楽しめました。

そんなこんなで長くなってしまったけれど、
映画としての内容はベスト10入りしてないのが不思議なくらい
完成度の高い良作なので気になった方はぜひ!!


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コメント 9

かなぞう

やったー!
早速観てくれたなんて。

私は原作も大好きです。
今日本にあんなにかっこいい俳優さん達はいないと思います。
トップスター自ら運転してるなんて、映画を観終わってから知って驚きました。
もちろんとても難しいシーンは高橋レーシングさんですが。
ハンドルを持ったときの緊張感は演技+マジです。
早くDVDでないかな。
by かなぞう (2005-10-14 10:34) 

ツルけん

ふっふっふ、喜んでいただけて光栄です!
元を辿ればかなぞうさんの「おもろいアンテナ」から
いつも情報を頂いてるからこその賜物でございます♪(^^ゞ

確かに日本で「安易」に映画化するよりも、
キャストのクオリティも段違いだろうと感じました。
アジア圏のトップ俳優が演じてるってことは、
アメリカで云えばブラピやらジョニーが演じてるのと
まったく同じ意味があるワケで。

そりゃ韓流でもハリウッドでもないけれど、
香港映画=カンフー&チ−プなんて固定観念は捨てて、
「インファナル・アフェア」ともども日本でももっと
受け入れられて欲しいと願ってやみません!
by ツルけん (2005-10-14 10:48) 

始めまして。私も原作を読んでない派だったのですが楽しめました。香港映画の底力と高橋レーシングのスタントは圧巻でしたね!
by (2005-10-14 12:17) 

宙太郎

そんな経緯があったとは香港映画ぁ~~すげぇ~~しかも日本ロケ!?なんじじゃそりゃ~~ほようDVDが見たくなった。原作読んでます、作者がバイク漫画書いているときからファンですが「D」は本借りて見ている程度でした。
by 宙太郎 (2005-10-14 12:21) 

ツルけん

ヨネゴンさん 初めまして。
あんなレーシングシーンは観た事ないです。
速くDVD出ないかなぁ。。。

宙太郎さん こんちはー。
オイらもこれからマンガ喫茶でチェックしたいです。
誰か持ってたら借りるんだけど(買わねーのかよ!)
by ツルけん (2005-10-14 13:07) 

ぐるんぱ

映画版「頭文字D」キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
おいらはコミック+アニメで既にはまってる口やから、
映画版を実際に観てどう思うかわからへんけど(^-^;
どっちにしろ自分の目で確かめないとね!
なんとか観に行くぞ!(笑)。もちろん吹き替え版で。
ところで音楽はどうなんでしょう?
アニメ版はユーロビートが凄い内容にマッチして盛り上げてくれてたんやけど。
P.S.「藤原とうふ店(自家用)号欲しい!!」(爆)
by ぐるんぱ (2005-10-15 01:16) 

ツルけん

ぐるんぱさん、まいどっす!
まさに「山北のうた」並みに キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ! !

音楽は迫力のレースシーンにマッチしてた気がします。
てゆーかほとんど画面に釘付けになってたもんで・・・、
でも決してミスマッチという印象はありませんでした。
(確かavexが仕切ってだけど、アニメ版もそうでしたっけ?)
あるいは劇場で体全体で感じるものかもしれませんぜ!(^^)

オラDVDも楽しみだけど、また劇場の大音響で観たいです♪
by ツルけん (2005-10-15 02:47) 

pom

はじめまして、pomともうします
勝手にほぼ日参させて頂いていたのですが
久々に見たらイニDの記事を発見!
遅ればせながら嬉しくて
ついコメントを入れてしまいました
(ホントはsakusakuネタもコメント書くの堪えていました)

わたしは当時の彼氏にコミックスを借りて読んでいましたが
原作と映画は別物
と思って観たので問題なしでした
車スキーなので鑑賞中は足が動く動く…

つるけんさんとは好みが一致するところが多いので
嬉しい限りです(*^_^*)よかったぁ
by pom (2005-10-29 06:51) 

ツルけん

pomさん こちらこそ初めまして。
温かいコメントありがとうございまっす!
sakusakuは毎日チェックしてます。千葉ですが。
最近ネタにしてないのでそろそろまた書こっかな。

なるほどー、足が動きましたか。
僕はさほどの車好きと云うわけでもなかったですが、
その気持ちすんごいよくわかりますー。
ホントあれはみんなにもっと観て欲しい傑作ですよね!

僕もsakusakuのきっかけは当時の彼女でして、
イニDも10年来の友から勧められたものなので、
「人と趣味の縁」が生活を豊かにしてくれてますー。
ホントにありがたい限りです。

よかったらまたいらしてくださいねー(^^ゞ
by ツルけん (2005-10-29 11:02) 

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